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Pacemaker+DRBD+GFS2構築/DRBDのインストール

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Pacemaker+DRBD+GFS2構築 DRBDのインストール

ここでは、LCMCを利用して、DRBDのインストールとクラスタ設定を行います。
DRBDをインストール際には、LCMCにアクセスするユーザでDRBDソースを取得するためにインターネット へアクセスします。そのためProxy経由でインターネットへアクセスする環境では、環境変数http_proxyを 設定しておく必要があります。(.bashrcなどに設定)


DRBDのインストール

 LCMCでは、RPMパッケージ版/ソース版を選択することで、DRBDをインストールできます。
 また一般的にソースファイルからのインストールは 難しいですが、LCMCを利用すると簡単にインストールができます。

LCMCクライアントのインストール

   Windowsクライアント側にLCMCをインストールすれば、GUIでPaceMakerを管理できます。インストール・構築だけでなく運用で重宝します。
   http://sourceforge.jp/projects/sfnet_lcmc/releases/
   LCMC-1.5.9-setup.exe


LCMCを使ったDRBDのインストール

1台目サーバ(ノード1)にDRBDをインストールする

  ・[LCMC]起動 - [ホストの追加/設定ウィザード]をクリック
  ・[ホスト設定ウィザード] - 下記項目を入力 し、 [次へ]をクリック
   [ホスト] インストール先IP
   [ユーザー名] LCM管理ユーザ
   [sudoの利用] true (※一般ユーザの場合true)
  ・[ホスト設定]画面 - エラーメッセージがなければ、[次へ]をクリック
  ※初回アクセス時は、hostkeyの受け入れるかの問合せがでる。[はい]をクリック
  ・[パスワード認証]ダイアログ - パスワードを入力して[Enter]キー
  ・[ホストデバイス]画面 - OS情報があっており、エラーメッセージがなければ、[次へ]をクリック
  ・[ディストリビューションの検出]画面 - ディストリビューション情報が表示されていれば、[次へ]をクリック
  ・[インストール環境の確認]画面 - PaceMaker/Corosyncは既にインストール済み状態になっていることを確認し、DRBDを[インストール方法:from the source tarball]を選択し、[インストール]をクリック
  ・[利用できるDRBDソースコードのtarファイル]画面 - CentOS6での不具合対処済みバージョン8.4.2以降であることを確認し[次へ]をクリック
   ※インターネット接続できない場合は、エラーになります。Proxyの設定を行ってから再度試してください。
  ・[DRBDのインストール]画面 - DRBDのインストールが成功したメッセージが表示されれば、[次へ]をクリック
  ・[インストール環境の確認]画面 に戻り、「すべての必要なコンポーネットがインストールされています」という旨のメッセージがあれば、そのまま[次へ]をクリック
  ・[ホスト設定完了]画面 1台目のサーバへのインストール完了


2台目サーバ(ノード2)にDRBDをインストールする

  ・[ホスト設定完了]画面 - [他のホストの追加]
  ・[ホスト設定ウィザード] - [ホスト]欄に2台目のIPを入力 し、 [次へ]をクリック
  ・[ホスト設定]画面 - エラーメッセージがなければ、[次へ]をクリック
   ※初回アクセス時は、hostkeyの受け入れるかの問合せがでる。[はい]をクリック
  ・[パスワード認証]ダイアログ - パスワードを入力して[Enter]キー
  ・[ホストデバイス]画面 - OS情報があっており、エラーメッセージがなければ、[次へ]をクリック
  ・[ディストリビューションの検出]画面 - ディストリビューション情報が表示されていれば、[次へ]をクリック
  ・[インストール環境の確認]画面 - PaceMaker/Corosyncは既にインストール済み状態になっていることを確認し、DRBDを[インストール方法:from the source tarball]を選択し、[インストール]をクリック
  ・[利用できるDRBDソースコードのtarファイル]画面 - CentOS6での不具合対処済みバージョン8.4.2以降であることを確認し[次へ]をクリック
  ・[DRBDのインストール]画面 - DRBDのインストールが成功したメッセージが表示されれば、[次へ]をクリック
  ・[インストール環境の確認]画面 に戻り、[次へ]をクリック


クラスタ設定

  ・[LCMC]起動 - [クラスターの追加/設定ウィザード]をクリック
  ・[クラスター設定ウィザード]画面 - クラスターの名前(日本語でもOK)を入力し、[次へ]
  ・[ホストの選択]画面 - 冗長化するサーバを選択し、[次へ]
   ※既にクラスタ構築済みのサーバは選択できない
  ・[クラスター通信スタック]画面 - Corosync/OpenAISを選択し、「次へ」
  ・[Corosync/OpenAIS構成ファイル]画面 - interfaceを2つ追加 - [構成の生成/上書き]をクリック
   ※ucastは選択できない。mcast設定を2つ以上のインターフェースで設定する
   ・[次へ/構成を維持]をクリック
   ※ [構成の生成/上書き]をクリックすることで、[次へ/構成を維持]が有効化する
  ・[クラスター/DRBDの初期化]画面 - [この画面をスキップする] - [次へ]
   ※DRBDがロードされていない場合は「ロードする」クリック
   ※Corosyncが起動している場合は「停止」クリック
   ※Heartbeatは今回利用しないのでインストールされていなくてもOK
  ・[完了]画面 -[保存する]チェック- [完了]


両ノードのCorosyncインターフェース確認

両ノードでインターフェースを確認する
 上記GUIで設定した内容が両ノードで設定されいることを確認する。
 ※具体的にはcorosync.confファイルのmcast設定を確認する。
 # vi /etc/corosync/corosync.conf
         interface {
                ringnumber: 0
                bindnetaddr: 10.96.144.0
                mcastaddr: 226.94.1.1
                mcastport: 5405
        }

        interface {
                ringnumber: 1
                bindnetaddr: 192.168.4.0
                mcastaddr: 226.94.1.1
                mcastport: 5405
        }



次の手順[CMAN設定]へ


Pacemaker+DRBD+GFS2構築(デュアルプライマリ構成)の構築概要

 00. Pacemaker+DRBD+GFS2構築 環境/基本情報 
 01.Pacemaker+DRBD+GFS2構築 事前アプリインストール 
 02.Pacemaker+DRBD+GFS2構築 ユーザ作成 
 03.Pacemaker+DRBD+GFS2構築 DRBDのインストール 
 04.Pacemaker+DRBD+GFS2構築 CMAN設定 
 05.Pacemaker+DRBD+GFS2構築 GFS2/CLVMの設定と起動 
 06.Pacemaker+DRBD+GFS2構築 DRBD設定 
 07.Pacemaker+DRBD+GFS2構築 GFS2フォーマットと動作確認 
 08.Pacemaker+DRBD+GFS2構築 Pacemakerのリソース登録 

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