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インフラ構築手順書

はじめてのインフラ、サーバ構築時に役に立つように構築手順情報をまとめました。


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PaceMaker+DRBD構築1 【PaceMakerのインストール】

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PaceMakerインストールの事前設定

heartbeat用ユーザの作成
ユーザ名:hacluster、グループ名:haclientのユーザを作成
※UID,GIDについては、任意であるが、両ノードで統一すること
# groupadd -g 1004 haclient
# useradd -g 1004 -u 1004 -s /sbin/nologin -d /home/sysusr/hacluster hacluster
※PaceMaker、HeartbeatをRPMでインストールする場合、各サーバで異なるUID,GIDのユーザ、グループが作成されてしまう恐れがあるので、手動で作成する。


LCMC用ユーザの作成
RootユーザでSSH接続できる場合、LCMC用ユーザを作成する必要はない。
しかしRootでのSSH接続を許可していない場合は、一般ユーザを作成し、SUDOが利用できる設定が必要です。
・LCMC用ユーザ作成
# groupadd -g 1014 lcmadm
# useradd -g 1014 -u 1014 -d /home/sysusr/lcmadm lcmadm
・SUDO設定
# visudo
---------      
lcmcadm    ALL=(ALL)       ALL
・パスワード設定
# passwd lcmcadm



Pacemaker+HeartBeatのインストール

インストール方法の種類

1.pacemaker本家のyumリポジトリを使用してインストール
2.Linux-HA Japan提供のローカルリポジトリ + yumを使ってインストール
3.LCMCを利用してインストール(この場合、Linux-HAJapaのパッケージは利用できない)
4.ソースからインストールすることも可能

※今回は、Linux-HA Japan提供のパッケージをインストールする手順を説明する。


PacemakerリポジトリとPacemaker関連パッケージのダウンロード Linux-HA Japanでは,必要なrpmがすべて入ったyumリポジトリ(Pacemakerリポジトリパッケージ)を配布しています。
下記サイトから最新のPacemakerリポジトリパッケージをダウンロードできます。
http://sourceforge.jp/projects/linux-ha/

# wget 'http://sourceforge.jp/frs/redir.php?m=jaist&f=%2Flinux-ha%2F56470%2Fpacemaker-1.0.12-1.2.el6.x86_64.repo.tar.gz'
--2012-09-12 20:17:20--  http://sourceforge.jp/frs/redir.php?m=jaist&f=%2Flinux-ha%2F56470%2Fpacemaker-1.0.12-1.2.el6.x86_64.repo.tar.gz

・OS同梱版Pacemakerでアップデートされないようにする設定
# vi /etc/yum.conf
==最後の行に追加==
exclude=pacemaker* pacemaker-libs* corosync* cluster-glue* heartbeat* resource-agents*
※ここでpacemakerパッケージを除外しても、下記で説明するインストール方法でLinux-HAJapanのPacemakerパッケージはインストールできる。

・Pacemakerリポジトリパッケージの展開
# tar zxvf  pacemaker-1.0.12-1.2.el6.x86_64.repo.tar.gz -C /tmp
※[/tmp/pacemaker-1.0.12-1.2.el6.x86_64.repo/rpm/]にpacemakerのRPMパッケージがあります。
※各パッケージ
・pm_crmgen・・・・・・crm用設定ファイル編集ツール
・pm_diskd ・・・・・・・ディスク監視アプリとRA
・pm_logconv-hb ・・ログ変換ツール
・pm_extras ・・・・・・その他のオリジナルRA等

・Pacemakerと関連パッケージのインストール
# yum -c /tmp/pacemaker-1.0.12-1.2.el6.x86_64.repo/pacemaker.repo install  pacemaker-1.0.12 heartbeat pm_extras pm_diskd pm_logconv-hb
<省略>
Dependencies Resolved

================================================================================
Package                Arch        Version                Repository      Size
================================================================================
Installing:
heartbeat              x86_64      3.0.5-1.1.el6          pacemaker      162 k
pacemaker              x86_64      1.0.12-1.el6           pacemaker      5.6 M
Installing for dependencies:
OpenIPMI-libs          x86_64      2.0.16-12.el6          base           475 k
PyXML                  x86_64      0.8.4-19.el6           base           892 k
cluster-glue           x86_64      1.0.9-1.el6            pacemaker      255 k
cluster-glue-libs      x86_64      1.0.9-1.el6            pacemaker      109 k
corosync               x86_64      1.4.3-1.el6            pacemaker      158 k
corosynclib            x86_64      1.4.3-1.el6            pacemaker      141 k
heartbeat-libs         x86_64      3.0.5-1.1.el6          pacemaker      263 k
libesmtp               x86_64      1.0.4-16.el6           pacemaker       57 k
openhpi-libs           x86_64      2.14.1-3.el6           base           135 k
pacemaker-libs         x86_64      1.0.12-1.el6           pacemaker      262 k
perl-TimeDate          noarch      1:1.16-11.1.el6        base            34 k
resource-agents        x86_64      3.9.3-1.el6            pacemaker      427 k

Transaction Summary
================================================================================
Install      14 Package(s)

Total download size: 8.8 M
Installed size: 20 M
Is this ok [y/N]:y
※pacemakerのレポジトリが「pacemaker」であることを確認!!
※2台のサーバでpacemakerとHeartBeatをインストールする


注意事項

CentOS6の注意点
CentOS6は、Pacemaeker1.1がOSに同梱されているので、インストールする場合は同梱されてPacemaker1.1を削除し、バージョンを指定してインストールする。
・バージョン指定してインストールする例
# yum -c pacemaker.repo install pacemaker-1.0.12

Linuxカーネル内部処理ロジックが変更に伴い、エラー検知ができない不具合
最近のLinuxカーネル内部処理ロジックが変更されたことによって、DRBDの特定の動作モードと特定バージョンのカーネルを組み合わせた場合において、セカンダリノード(プライマリではありません)で不完全なレプリケーションが起きる可能性があることがわかりました。
・起こりうる現象
セカンダリ側でのみディスクブロックの書き込み順序が入れ替わることがあり、 この結果ログファイルなどの末尾付近に連続したヌル(0x00)が置かれることがあります。
セカンダリ側でcat /proc/drbdを実行して、wo:bが表示される

・対策済みバージョン
バージョン8.4.2 またはバージョン8.3.14



PaceMaker+DRBD構築 の目次

01. PaceMaker+DRBD構築  【PaceMakerのインストール】
02. PaceMaker+DRBD構築  【DRBDのインストール】
03. PaceMaker+DRBD構築  【DRBDの設定】
04. PaceMaker+DRBD構築  【MySQLインストール】
05. PaceMaker+DRBD構築  【MySQL設定】
06. PaceMaker+DRBD構築  【リソース登録】
07. PaceMaker+DRBD構築  【運用/障害復旧】


・おすすめ書籍
[Linux-DB システム構築/運用入門 ]のECサイト価格横断比較と評価
HAクラスタ構築のおすすめ書籍


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