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インフラ構築手順書

はじめてのインフラ、サーバ構築時に役に立つように構築手順情報をまとめました。


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HeartBeat2+DRBD構築 【DRBD構築手順】

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DRBD構築手順

DRBDのインストールと設定の構築手順を説明します。
※別途説明するクラスタソフトであるHeatBeatと合わせることで、完全な冗長化環境ができる。

DRBDインストール

DRBDとDRBDカーネルモジュールの2つのパッケージをインストールする
# yum install drbd83.x86_64 kmod-drbd83.x86_64
※kernel-develパッケージが必要です。


DRBDの設定

DRBDパーティション設定
・ディスク管理単位を確認する。
# fdisk /dev/sdb
コマンド (m でヘルプ): p

Disk /dev/sdb: 6442 MB, 6442450944 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 783 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes

デバイス Boot      Start         End      Blocks   Id  System
※メタデータ領域として128MBを必要とする。128MB確保するための計算をする。(128*1024*1024)/8225280 = 16.3177

・メタデータ領域とデータ領域を確保する。
メタデータ領域は、管理するミラーディスクリソースにより必要な値が違う。
1つのミラーディスクリソースを管理するためには、128MBより大きい値が必要です。
(128MBちょうどでは警告がでるため、少し大き目の17としている)
# fdisk /dev/sdb
コマンド (m でヘルプ): n
コマンドアクション
   e   拡張
   p   基本領域 (1-4)
p
領域番号 (1-4): 1
最初 シリンダ (1-783, default 1):
Using default value 1
終点 シリンダ または +サイズ または +サイズM または +サイズK (1-783, default 783): 17

コマンド (m でヘルプ): p

Disk /dev/sdb: 6442 MB, 6442450944 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 783 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes

デバイス Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/sdb1               1          17     136521+  83  Linux


コマンド (m でヘルプ): n
コマンドアクション
   e   拡張
   p   基本領域 (1-4)
p
領域番号 (1-4): 2
最初 シリンダ (17-783, default 17):
Using default value 17
終点 シリンダ または +サイズ または +サイズM または +サイズK (17-783, default 783):
Using default value 783

コマンド (m でヘルプ): w
領域テーブルは交換されました!


DRBD設定ファイルの準備
・ホスト名の確認
# uname -n
dev-db01
※アクティブ側、スタンバイ側のホスト名を確認する

・DRBD設定ファイルの編集(/etc/drbd.conf)
# vi /etc/drbd.conf
global { usage-count no; }
common { syncer { rate 24M; } }

resource db01 {         
  protocol C;  
  handlers {                        
    local-io-error "echo o > /proc/sysrq-trigger ; halt -f"; 
  }
  startup {        
    degr-wfc-timeout 120;    # 2 minutes. 
  }
  disk {  
    on-io-error   call-local-io-error;      
  }

  on dev-db01 {                
    device     /dev/drbd0;      
    disk       /dev/sdb2;      
    address    192.168.100.103:7788;
    meta-disk  /dev/sdb1[0];   
  }
  on dev-db02 {                        
    device     /dev/drbd0;
    disk       /dev/sdb2;
    address    192.168.100.104:7788;
    meta-disk  /dev/sdb1[0];
}
※meta-diskは外部メタデータが推奨(http://www.drbd.jp/doc_biginer.html)
※syncer{rate 24M;}の値は、使用可能なレプリケーション帯域幅の30%程度が適切


カーネルモジュールのロード
DRDBを稼動させるには、カーネルモジュールdrdbを読み込む必要がある。
# modprobe drbd minor_count=1

・モジュール読込みの状態を確認
# /sbin/lsmod | grep drbd
drbd                  277272  0

# cat /proc/drbd
version: 8.3.8 (api:88/proto:86-94)
GIT-hash: d78846e52224fd00562f7c225bcc25b2d422321d build by mockbuild@builder10.centos.org, 2010-06-04 08:04:09


メメタデータ領域の初期化
メタデータ領域の初期化をする。引数[db01]は、/etc/drbd.confで定義した同期を行うディスクのリソース名となる。
プライマリ側、セカンダリ側で実施する。
# drbdadm create-md db01
Writing meta data...
initializing activity log
NOT initialized bitmap
New drbd meta data block successfully created.


HeartBeat2+DRBD構築【目次】

01. HeartBeat2+DRBD構築  【DRBD構築手順】
02. HeartBeat2+DRBD構築  【DRBDの起動と確認】
03. HeartBeat2+DRBD構築  【HeartBeat 基本設定】
04. HeartBeat2+DRBD構築  【HeartBeat リソース設定】
05. HeartBeat2+DRBD構築  【Heart運用手順】
06. HeartBeat2+DRBD構築  【DRBD障害対応】
07. HeartBeat2+DRBD構築  【DRBD構築時に発生したエラー】
08. 「HeartBeat+DRBD」の構築手順に役立つ書籍



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