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インフラ構築手順書

はじめてのインフラ、サーバ構築時に役に立つように構築手順情報をまとめました。


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2TB以上のHDDにLVMパーティションを作成する

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2TB以上のHDDにLVMパーティションを作成する

2TB以上のパーティションの作成に、fdiskではなく、partedを使う必要があります。

2TB以上のHDDにLVMパーティションを作成する。
Fdiskでは、2TB以上を扱えないので、partedコマンドを使用する。
# parted /dev/sdc
(parted)mklabel gpt              ※ラベルをつける。
(parted)unit GB                  ※表示を見やすくするためGB単位にする
(parted) print                   ※デバイスサイズを確認
モデル: VMware Virtual disk (scsi)
ディスク /dev/sdc: 5.37GB        ※パーティション作成時に必要なる数字
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: gpt
番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ


パーティション作成
作成するパーティションの開始と終了を指定する。
今回は一つのパーティションとするので、開始[0],終了[5.37 or -0]とする
(parted)mkpart primary 0 -0          ※"-0"で上限まで1パーティションに割り当て
(parted) print
モデル: VMware Virtual disk (scsi)
ディスク /dev/sdc: 5.37GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: gpt
番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ
1 0.00GB 5.37GB 5.37GB primary
※番号1が作成され、フラグがまだ何も立っていない。


パーティションをLVMにセットする
(parted) set 1 lvm on
(parted) print
モデル: VMware Virtual disk (scsi)
ディスク /dev/sdc: 5.37GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: gpt
番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ
1 0.00GB 5.37GB 5.37GB primary lvm
※番号1のフラグがlvmに変わっている。

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無償アンチウィルスソフト(ClamAV)の導入

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無償アンチウィルスソフト(ClamAV)の導入

サーバをインターネットに公開するならば、セキュリティ対策の一つとしてアンチウィルスソフトの 導入は、検討すべきでしょう。
今回は、無償提供されているアンチウィルスソフト(ClamAV)の導入手順を説明します。


RPMforgeリポジトリのインストール

インストールはやはりRPMパッケージが楽なので、ClamAVのRPMパッケージを提供しているRPMforgeリポジトリ をまずインストールします。 http://pkgs.repoforge.org/rpmforge-release/にアクセスし、導入するOSの最新版をインストールする。
# wget http://pkgs.repoforge.org/rpmforge-release/rpmforge-release-0.5.3-1.el6.rf.x86_64.rpm
# rpm -ivh rpmforge-release-0.5.3-1.el6.rf.x86_64.rpm
# yum -y update rpmforge-release
意図せず標準レポジトリのパッケージをRPMforgeリポジトリのパッケージで上書きされることを さけるため、無効化する。RPMforgeリポジトリのパッケージをインストールしたい場合は、「--enablerepo=rpmforge」 オプションを付けてyumコマンドを実行する。
/etc/yum.repos.d/の[rpmforge.repo],[mirrors-rpmforge],[mirrors-rpmforge-extras],[mirrors-rpmforge-testing]ファイルを編集
enabled = 0
※すべての「enabled」値を「0」とする。


ClamAVのインストール

「--enablerepo=rpmforge」オプションを付けて、ClamAVのRPMパッケージをインストールする。
# yum -y --enablerepo=rpmforge install clamd


ClamAVの設定

オリジナルのClamAVの設定ファイルをバックアップする。
# cp /etc/clamd.conf /etc/clamd.conf.org
ClamAVををrootユーザで実行する。
# vi /etc/clamd.conf
--------
#User clamv  <----コメントアウト、rootユーザで起動する


Clam AntiVirusの自動起動設定

# chkconfig clamd on
# /etc/rc.d/init.d/clamd start


ウィルス定義ファイルの最新化

・オリジナルのウィルス定義設定ファイルをバックアップする。
# cp /etc/freshclam.conf /etc/freshclam.conf.org

・Example設定を無効化する。
# vi /etc/freshclam.conf
-------------
#Example   <---[Example]をコメントアウト

・ウィルス定義ファイルを手動更新する
# freshclam


ウィルススキャン定期自動実行設定

ウィルススキャンスクリプトを作成する。
ウィルススキャンスクリプトの概要

・「/opt/scripts/bin/clamscan.exclude」にスキャン除外を定義する。
・ClamAVエンジンとウィルス定義ファイルの更新を行う。
・ウィルス検知した場合は、「infrasupport@cross-hoge.net」宛てに送信する。


vi /opt/scripts/bin/virusscan.sh
====================================
#!/bin/bash

PATH=/usr/bin:/bin

#ログ出力 開始
logger "[Info] ClamAV Scan Start"

# clamd update
yum -y --enablerepo=rpmforge update clamd > /dev/null 2>&1
freshclam > /dev/null 2>&1

# excludeopt setup
excludelist=/opt/scripts/bin/clamscan.exclude
if [ -s $excludelist ]; then
    for i in `cat $excludelist`
    do
        if [ $(echo "$i"|grep \/$) ]; then
            i=`echo $i|sed -e 's/^\([^ ]*\)\/$/\1/p' -e d`
            excludeopt="${excludeopt} --exclude-dir=^$i"
        else
            excludeopt="${excludeopt} --exclude=^$i"
        fi
    done
fi

# virus scan
CLAMSCANTMP=`mktemp`
clamscan --recursive --remove ${excludeopt} / > $CLAMSCANTMP 2>&1
[ ! -z "$(grep FOUND$ $CLAMSCANTMP)" ] && \

# report mail send
grep FOUND$ $CLAMSCANTMP | mail -s "Virus Found in `hostname`" infrasupport@cross-hoge.net

#ログ出力 ウィルス検知
grep FOUND$ $CLAMSCANTMP | logger

rm -f $CLAMSCANTMP

#ログ出力 終了
logger "[Info] ClamAV Scan Finish"

・ウィルススキャンスクリプトに実行権限を与える。
# chmod +x /opt/scripts/bin/virusscan.sh

・スキャン除外を定義する
# echo "/proc/" >> /opt/scripts/bin/clamscan.exclude
# echo "/sys/" >> /opt/scripts/bin/clamscan.exclude


ClamAVの定期実行設定

50 3 * * * /opt/scripts/bin/virusscan.sh >/dev/null 2>&1

テストウィルス

無害のテストウィルスは下記から入手できます。
# wget http://www.eicar.org/download/eicar.com.txt
# wget http://www.eicar.org/download/eicar_com.zip 
# wget http://www.eicar.org/download/eicarcom2.zip 




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