忍者ブログ

インフラ構築手順書

はじめてのインフラ、サーバ構築時に役に立つように構築手順情報をまとめました。


HOME   »  VmwareESXi RAC構築手順

[PR]

広告 

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



ESXi上でRAC構築5【RAC構築の事前作業】

広告 

ESXi上でRACを構築する【RAC構築の事前作業】

ここでは、Grid Infrastructureをインストールする前に、実施すべき作業を説明する。

1.グループとユーザ作成

・ユーザとグループの作成
 ※UIDとGIDは任意ですが、両サーバで統一する必要があります。

# groupadd -g 1000 dba
# groupadd -g 1001 oinstall
# useradd -u 1000 -g oinstall -G dba oracle
# useradd -u 1001 -g oinstall -G dba grid


・パスワードの設定

# passwd oracle
# passwd grid

※各々サーバへSSH接続する際には必須



2.ディレクトリの作成

# mkdir -p /u01/app/grid
# mkdir -p /u01/app/11.2.0/grid
# chown -R grid:oinstall /u01
# mkdir -p /u01/app/oracle
# chown oracle:oinstall /u01/app/oracle
# chmod -R 775 /u01



3.シェルの制限

・limits.confファイルの編集(追加)

# vi /etc/security/limits.conf
====
* soft nproc 2047
* hard nproc 16384
* soft nofile 1024
* hard nofile 65536
* hard stack 10240


・loginファイル編集

# vi /etc/pam.d/login
====
session required pam_limits.so


・デフォルトのシェル起動ファイルの編集

# vi /etc/profile
====
if [ $USER = "oracle" ]; then
if [ $SHELL = "/bin/ksh" ]; then
ulimit -p 16384
ulimit -n 65536
else
ulimit -u 16384 -n 65536
fi
fi



4.Oracleユーザの環境変数

# vi ~oracle/.bash_profile
umask 022



5.カーネルの設定/変更

※下記のパラメータ値より大きい場合は変更する必要はありません。

# vi /etc/sysctl.conf
====
kernel.shmall = 2097152
kernel.shmmax = 536870912
kernel.shmmni = 4096
kernel.sem = 250 32000 100 128
fs.aio-max-nr = 1048576
fs.file-max = 6815744
net.ipv4.ip_local_port_range = 9000 65500
net.core.rmem_default = 262144
net.core.rmem_max = 4194304
net.core.wmem_default = 262144
net.core.wmem_max = 1048586


・sysctl設定反映

# sysctl -p



6.名前解決のためHostファイル変更

 DNSサーバかHostsファイルのどちらかに各サーバのIPを登録する必要があるが、ここではHostsファイルで管理することを前提とする。

# vi /etc/hosts
====
10.96.146.165 rac-server01 rac-server01.localdomain
10.96.146.166 rac-server02 rac-server02.localdomain
10.96.146.167 rac-server01-vip rac-server01-vip.localdomain
10.96.146.168 rac-server02-vip rac-server02-vip.localdomain
10.96.146.169 scan-vip01 scan-vip01.localdomain

192.168.2.165 rac-server01-pri rac-server01-pri.localdomain
192.168.2.166 rac-server02-pri rac-server02-pri.localdomain



7.時刻同期NTPD

・slewモードとする。
 slewモードは、システムの時間の進み方を調整(遅くしたり早くしたり)して徐々に時刻を合わせる。

# vi /etc/sysconfig/ntpd
====
# 修正後
OPTIONS="-x -u ntp:ntp -p /var/run/ntpd.pid"


・NTPD設定反映

# /etc/nit.d/ntpd stop
# ntpdate -b 130.69.251.23;hwclock --systohc
# /etc/init.d/ntpd start


8.Rawデバイス

・パーティション作成の事前確認

# fdisk -l
Disk /dev/sdb: 1073 MB, 1073741824 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 130 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes

ディスク /dev/sdb は正常な領域テーブルを含んでいません


※「ディスク /dev/xxx は正常な領域テーブルを含んでいません」メッセージの/dev/xxxデバイスが対象となる。

・新規パーティション作成

# fdisk /sdb
<省略>
コマンド (m でヘルプ): n
コマンドアクション
e 拡張
p 基本領域 (1-4)
p
領域番号 (1-4): 1
最初 シリンダ (1-204, default 1):
Using default value 1
終点 シリンダ または +サイズ または +サイズM または +サイズK (1-204, default 204):
Using default value 204

コマンド (m でヘルプ): w
領域テーブルは交換されました!

※割り当てたデバイスすべてにパーティションを作成する

・rawdevice設定

# vi /etc/sysconfig/rawdevices
====
/dev/raw/raw1 /dev/sdb1
/dev/raw/raw2 /dev/sdc1
/dev/raw/raw3 /dev/sdd1


・RAWデバイスの設定反映

# service rawdevices restart


・RAWデバイスのパーミッション設定(udev)

# vi /etc/udev/rules.d/65-raw-permissions.rules
====
# OCR&投票ディスク用
ACTION=="add",KERNEL=="sdb1", RUN+="/bin/raw /dev/raw/raw1 %N"
ACTION=="add",KERNEL=="sdc1", RUN+="/bin/raw /dev/raw/raw2 %N"
ACTION=="add",KERNEL=="sdd1", RUN+="/bin/raw /dev/raw/raw3 %N"

#SYSTEM,SYSAUX,UNDO,TEMP,ユーザ領域等
ACTION=="add",KERNEL=="sde1", RUN+="/bin/raw /dev/raw/raw21 %N"
ACTION=="add",KERNEL=="sdf1", RUN+="/bin/raw /dev/raw/raw22 %N"
ACTION=="add",KERNEL=="sdg1", RUN+="/bin/raw /dev/raw/raw23 %N"
ACTION=="add",KERNEL=="sdh1", RUN+="/bin/raw /dev/raw/raw24 %N"
ACTION=="add",KERNEL=="sdi1", RUN+="/bin/raw /dev/raw/raw25 %N"

#Redolog(1),制御ファイル
ACTION=="add",KERNEL=="sdj1", RUN+="/bin/raw /dev/raw/raw41 %N"
#Redolog(2),制御ファイル(冗長)
ACTION=="add",KERNEL=="sdk1", RUN+="/bin/raw /dev/raw/raw42 %N"

#アーカイブログ用
ACTION=="add",KERNEL=="sdl1", RUN+="/bin/raw /dev/raw/raw11 %N"
ACTION=="add",KERNEL=="sdm1", RUN+="/bin/raw /dev/raw/raw12 %N"

#フラッシュリカバリ領域
ACTION=="add",KERNEL=="sdn1", RUN+="/bin/raw /dev/raw/raw31 %N"

# OCR&投票ディスク用
KERNEL=="raw1", OWNER="grid", GROUP="oinstall", MODE="660"
KERNEL=="raw2", OWNER="grid", GROUP="oinstall", MODE="660"
KERNEL=="raw3", OWNER="grid", GROUP="oinstall", MODE="660"

#SYSTEM,SYSAUX,UNDO,TEMP,ユーザ領域等
KERNEL=="raw21", OWNER="grid", GROUP="oinstall", MODE="660"
KERNEL=="raw22", OWNER="grid", GROUP="oinstall", MODE="660"
KERNEL=="raw23", OWNER="grid", GROUP="oinstall", MODE="660"
KERNEL=="raw24", OWNER="grid", GROUP="oinstall", MODE="660"
KERNEL=="raw25", OWNER="grid", GROUP="oinstall", MODE="660"

#Redolog(1),制御ファイル
KERNEL=="raw41", OWNER="grid", GROUP="oinstall", MODE="660"
#Redolog(2),制御ファイル(冗長)
KERNEL=="raw42", OWNER="grid", GROUP="oinstall", MODE="660"

#アーカイブログ用
KERNEL=="raw11", OWNER="grid", GROUP="oinstall", MODE="660"
KERNEL=="raw12", OWNER="grid", GROUP="oinstall", MODE="660"

#フラッシュリカバリ領域
KERNEL=="raw31", OWNER="grid", GROUP="oinstall", MODE="660"



再起動してパーミッションが設定されていることを確認する

# ls -al /dev/raw/*
# raw -qa
/dev/raw/raw1: bound to major 8, minor 17
/dev/raw/raw2: bound to major 8, minor 33
/dev/raw/raw3: bound to major 8, minor 49



9.関連パッケージのインストール

・cvuqdisk
 ※3つめのディスク(p10404530_112030_Linux-x86-64_3of7.zip)

# unzip /media/p10404530_112030_Linux-x86-64_3of7.zip
# cd grid/rpm
# rpm -ivh cvuqdisk-1.0.9-1.rpm


・その他

# yum install libaio-devel
# yum install compat-libstdc++-33.x86_64
# yum install numactl-devel
# yum install sysstat
# yum install pdksh.x86_64




ESXi上でRACを構築する手順一覧

01. ESXi上でRACを構築する  【仮想マシン環境の整備(ESXi)】
02. ESXi上でRACを構築する  【仮想マシンのインストール(ESXi)】
03. ESXi上でRACを構築する  【共有ストレージファイル作成(ESXi)】
04. ESXi上でRACを構築する  【仮想共有ストレージ設定(ESXi)】
05. ESXi上でRACを構築する  【RAC構築の事前作業】
06. ESXi上でRACを構築する  【ゲストOSの複製】
07. ESXi上でRACを構築する  【Grid Infrastructureのインストール】
08. ESXi上でRACを構築する  【ASMディスクグループ作成】
09. ESXi上でRACを構築する  【Oracleデータベースのインストール】
10. ESXi上でRACを構築する  【データベースの作成】
11. ESXi上でRACを構築する  【インストール後の確認】
12. ESXi上でRACを構築する  【Oracle RAC書籍】
13. ESXi上でRACを構築する  【VmwareESXi書籍】




おすすめ関連書籍

[VMware徹底入門 第3版 VMware vSphere 5.1対応]のEC横断比較とレビュー

VMware徹底入門 第3版 VMware vSphere 5.1対応
著者:ヴイエムウェア株式会社
出版日:2012-11-13
出版社:翔泳社

[VMware vSphere 構築・運用レシピ]のEC横断比較とレビュー

VMware vSphere 構築・運用レシピ
著者:工藤 真臣
出版日:2012-11-15
出版社:インプレスジャパン


[Oracle Database 11g Release 2 RAC実践ガイド 基礎から学ぶRAC構築・管理]のEC横断比較とレビュー

Oracle Database 11g Release 2 RAC実践ガイド 基礎から学ぶRAC構築・管理
著者:日本オラクル株式会社 編著
出版日:2010-09-01
出版社:アスキー・メディアワークス

[即戦力のOracle管理術 ~仕組みからわかる効率的管理のノウハウ]のEC横断比較とレビュー

即戦力のOracle管理術 ~仕組みからわかる効率的管理のノウハウ
著者:内村 友亮
出版日:2012-06-05
出版社:技術評論社





拍手[0回]



ESXi上でRAC構築7【Grid Infrastructureのインストール】

広告 

ESXi上でRACを構築する【Grid Infrastructureのインストール】


ここでは、「Grid Infrastructure」のインストール手順を説明します。

0.事前作業


「Grid Infrastructureのインストールファイル」の解凍
 任意の場所で解凍する(ここでは、[/usr/local/oracle/]とする)
※「Grid Infrastructureのインストールメディア」(p10404530_112030_Linux-x86-64_3of7.zip)

# cd /usr/local/src/oracle
# unzip p10404530_112030_Linux-x86-64_3of7.zip


X飛ばしの準備
 ・クライアントPC上でXサーバを立ち上げる(フリーソフト:Xming)
 ・rootでSSHログインをしている場合は、下記の手順を行う(gridユーザでアクセスしている場合は不要)
 

# env|grep DISPLAY
DISPLAY=localhost:10.0
# xauth extract /tmp/xauth_grid unix:10.0
# chmod 644 /tmp/xauth_grid
# sudo -H -u grid xauth merge /tmp/xauth_grid

※DISPLAY環境変数のディスプレイ番号.スクリーン番号(上記では「10.0」)とunix:xxの「x.x」を同じ値にする


※2012年5月17日加筆
CgywinなどのフリーのXサーバをクライアントPCで起動する。

1.「Grid Infrastructure」のインストール


ここでは、X飛ばしで「Grid Infrastructure」をインストールする手順を示します。
「Grid Infrastructure」のインストーラー実行(gridユーザ)
 ・rootユーザでログインしている場合

# cd /usr/local/src/oracle/grid/
# sudo su -c "./runInstaller" grid

 ・gridユーザでログインしている場合

$ cd /usr/local/oracle/grid/
$ ./runInstaller



Software Updateのダウンロード
 「ソフトウェア更新のスキップ」にチェックし、「次へ」をクリックする

インストール・オプションの選択
 「クラスタ用のOracle Grid Infrastructureのインストールおよび構成」にチェックし、「次へ」をクリックする


インストールタイプの選択
 「拡張インストール」にチェックし、「次へ」をクリックする


製品言語の選択
 「日本語」と「英語」を選択し、「次へ」をクリックする


Gridプラグ・アンド・プレイの選択
 クラスタ名「rac-cluser」、SCAN名「scan-vip01」、SCANポート「1521」とし、「GNSの構成」のチェックを外し、「次へ」をクリックする
 ※SCAN名は、hostsファイルまたはDNSに登録して名前解決できること。


クラスタ・ノードの情報
 ※事前に両ノードのgridユーザにパスワードを設定しておくこと。
 「追加」をクリックし、ダイアログが立ち上がる。
 ダイアログに2台目のRACサーバ情報(パブリック・ホスト名:rac-server02,仮想ホスト名:rac-server02-vip)を入力し、「OK」をクリックする。

 「クラスタ・ノード情報」画面に戻り、「SSH接続」をクリックすると入力フィールドが表示されるので、gridユーザのパスワードを入力し、「設定」をクリックする

 「選択されたノード間でパスワード不要のSSH接続の確立に成功しました」というメッセージがでたら、「OK」をクリックする。
 
 「クラスタ・ノード情報」画面に戻り、「次へ」をクリックする


ネットワーク・インターフェースの使用方法の指定
 今回の環境では、パブリックインターフェースは「eth0」、プライベートインターフェースは「eth1」を使用するので、そのようになっているかを確認した上で、「次へ」をクリックする。


記憶域オプションの情報
 「Oracle自動ストレージ管理(Oracle ASM)」にチェックし、「次へ」をクリック


ASMディスク・グループの作成
 この画面では、OCRおよび投票ディスクを格納するASMディスク・グループを作成する。
 下記の情報を入力し、「次へ」をクリック

 ・ディスク・グループ名:CL01DG
 ・冗長性:外部
 ・AUサイズ:4MB
 ・OCRおよび投票ディスク用のディスク: RAW1,RAW2,RAW3

※その他のディスク・グループは後ほど作成する。


ASMパスワードの指定
 SYSとASMSNMPのパスワードを入力し、「次へ」をクリック

 ※簡単なパスワードの場合、警告がでますが、そのまま「はい」をクリックし処理を進めることができます。


障害の分離のサポート
 「Intelligent Platform Managerment Interface(IPMI)を使用しない」にチェックし、「次へ」をクリック


権限付きオペレーティング・システム・グループ
 「Oracle ASM DBA(ASM OSDBA)グループ」、「Oracle ASM オペレータ(ASMのOSOPER)グループ」、「Oracle ASM管理者(OSASM)グループ」のOS認証するグループを設定し、「次へ」をクリック

 ※同じグループを設定した場合は、警告メッセージがでるが、そのまま「はい」をクリックし、処理を進める。

インストール場所の指定
 「Oracleベース」の場所とソフトウェアの場所を指定し、「次へ」をクリック


インベントリの作成
 「インベントリ・ディレクトリ」を指定し、「次へ」をクリック


前提条件チェックの実行
 前提条件チェックで警告、失敗ステータスがある場合は、その内容を確認し、対応した上で再度、「再チェック」をクリックする

 ※「修正可能」列に「はい」と表示されている検証項目に対して修正スクリプト(runfixup.sh)による値の修正ができます。
 「修正および再チェック」をクリックすると「修正スクリプトの実行」画面が表示されます。
  スクリプト実行後、再度「再チェック」を実施する。


サマリー
 サマリー内容を確認の上、「インストール」をクリック


製品のインストール
「製品のインストール」画面で、「rootスクリプトの実行」まで進むと、「構成スクリプト」ダイアログが立ち上がる。

「構成スクリプト」ダイアログの指示に従い、インストーラーを実行しているノードから構成スクリプトを実施する。

# /u01/app/oraInventory/orainstRoot.sh
 :
スクリプトの実行が完了しました。


# /u01/app/11.2.0/grid/root.sh
 :
Configure Oracle Grid Infrastructure for a Cluster ... succeeded

※すべてのノードで実施する。
すべてノードで構成スクリプトを実行したら、「構成スクリプト」ダイアログに戻り、「OK」をクリック

「Oracle Cluster Verificationユーティリティに失敗しました」というダイアログがでたら、「詳細」をクリックし、ログの在り処を確認する。

※エラー内容が下記であれば、HOSTSファイルで名前解決をしているので問題ありません。上記ダイアログの「OK」をクリック

情報: "scan-vip01"の名前解決の設定をチェック中...
情報: ERROR:
情報: PRVG-1101 : SCAN名"scan-vip01"の解決に失敗しました
情報: ERROR:
情報: PRVF-4657 : "scan-vip01"の名前解決の設定チェック(IPアドレス: 10.xx.146.xxx)に失敗しました
情報: ERROR:
情報: PRVF-4664 : SCAN名"scan-vip01"に対して一貫性のない名前解決エントリが検出されました
情報: SCAN VIPおよびリスナー設定の検証に失敗しました

 
「製品のインストール」画面に戻り、 「スキップ」をクリックし、「次へ」をクリック

※「一部のConfiguration Assistantで失敗しました。」というメッセージがでるが、上記エラー内容であるため「はい」をクリック

終了
「閉じる」をクリックし、「Grid Infrastructure」のインストールを完了する。



ESXi上でRACを構築する手順一覧

01. ESXi上でRACを構築する  【仮想マシン環境の整備(ESXi)】
02. ESXi上でRACを構築する  【仮想マシンのインストール(ESXi)】
03. ESXi上でRACを構築する  【共有ストレージファイル作成(ESXi)】
04. ESXi上でRACを構築する  【仮想共有ストレージ設定(ESXi)】
05. ESXi上でRACを構築する  【RAC構築の事前作業】
06. ESXi上でRACを構築する  【ゲストOSの複製】
07. ESXi上でRACを構築する  【Grid Infrastructureのインストール】
08. ESXi上でRACを構築する  【ASMディスクグループ作成】
09. ESXi上でRACを構築する  【Oracleデータベースのインストール】
10. ESXi上でRACを構築する  【データベースの作成】
11. ESXi上でRACを構築する  【インストール後の確認】
12. ESXi上でRACを構築する  【Oracle RAC書籍】
13. ESXi上でRACを構築する  【VmwareESXi書籍】




おすすめ関連書籍

[VMware徹底入門 第3版 VMware vSphere 5.1対応]のEC横断比較とレビュー

VMware徹底入門 第3版 VMware vSphere 5.1対応
著者:ヴイエムウェア株式会社
出版日:2012-11-13
出版社:翔泳社

[VMware vSphere 構築・運用レシピ]のEC横断比較とレビュー

VMware vSphere 構築・運用レシピ
著者:工藤 真臣
出版日:2012-11-15
出版社:インプレスジャパン


[Oracle Database 11g Release 2 RAC実践ガイド 基礎から学ぶRAC構築・管理]のEC横断比較とレビュー

Oracle Database 11g Release 2 RAC実践ガイド 基礎から学ぶRAC構築・管理
著者:日本オラクル株式会社 編著
出版日:2010-09-01
出版社:アスキー・メディアワークス

[即戦力のOracle管理術 ~仕組みからわかる効率的管理のノウハウ]のEC横断比較とレビュー

即戦力のOracle管理術 ~仕組みからわかる効率的管理のノウハウ
著者:内村 友亮
出版日:2012-06-05
出版社:技術評論社





拍手[1回]



ESXi上でRAC構築8【ASMディスクグループ作成】

広告 

ESXi上でRACを構築する【ASMディスクグループ作成】


ここでは、ASMCAによるASMディスクグループの作成手順を示します。
※ここの作業は必須ではありませんが、今回構築する環境では、下記のASMディスクグループを作成します。

・OCR&投票ディスク用(GridInfrastructureインストール時に作成済み)
 グループ名:CL01DG(RAW1~2)
・DBデータ用
 グループ名:DB01DG(RAW21~25)
・Redoログ、制御ファイル用
 グループ名:RD01DG(RAW41)  グループ名:RD02DG(RAW42)  
・アーカイブログ用
 グループ名:AR01DG(RAW11~12)
・フラッシュリカバリ用
 グループ名:FRA01DG(RAW31)



0.事前作業

X飛ばしの準備
 ・クライアントPC上でXサーバを立ち上げる(フリーソフト:Xming)
 ・rootでSSHログインをしている場合は、下記の手順を行う(gridユーザでアクセスしている場合は不要)

# env|grep DISPLAY
DISPLAY=localhost:10.0
# xauth extract /tmp/xauth_oracle unix:10.0
# chmod 644 /tmp/xauth_grid
# sudo -H -u grid xauth merge /tmp/xauth_grid

※DISPLAY環境変数のディスプレイ番号.スクリーン番号(上記では「10.0」)とunix:xxの「x.x」を同じ値にする


※2012年5月17日加筆
CgywinなどのフリーのXサーバをクライアントPCで起動する。

1.ASMグループディスクの作成

ASMCAの起動(gridユーザ)
 ・rootユーザでログインしている場合

# sudo su -c "/u01/app/11.2.0/grid/bin//asmca" grid

 ・oracleユーザでログインしている場合

$ /u01/app/11.2.0/grid/bin/asmca

ASMCA起動画面
 起動後、「ディスク・グループ」タブには、既存のディスク・グループが表示されている。
 新規にディスクグループを作成するには、「作成」をクリック


ディスク・グループのディスクパス指定
 DBデータを格納するASMディスク・グループを作成する。
 「拡張オプションの表示」をクリックし、ディスク・グループ属性を表示させる。
 下記の情報を入力し、「次へ」をクリック

 ・ディスク・グループ名:DB01DG
 ・冗長性:外部
 ・AUサイズ:4MB
 ・DBデータ用のディスク: RAW21~RAW25


※「ディスク・グループDB01DGは正常に作成されました。」というメッセージがでるので、「OK」をクリック

 同様に他のディスク・グループを作成する。


ディスク・グループ作成完了
 すべてのディスク・グループの作成が完了したら、「終了」をクリック
 ※「このアプリケーションを終了しますか」というメッセージがでるので、「はい」をクリック


ESXi上でRACを構築する手順一覧

01. ESXi上でRACを構築する  【仮想マシン環境の整備(ESXi)】
02. ESXi上でRACを構築する  【仮想マシンのインストール(ESXi)】
03. ESXi上でRACを構築する  【共有ストレージファイル作成(ESXi)】
04. ESXi上でRACを構築する  【仮想共有ストレージ設定(ESXi)】
05. ESXi上でRACを構築する  【RAC構築の事前作業】
06. ESXi上でRACを構築する  【ゲストOSの複製】
07. ESXi上でRACを構築する  【Grid Infrastructureのインストール】
08. ESXi上でRACを構築する  【ASMディスクグループ作成】
09. ESXi上でRACを構築する  【Oracleデータベースのインストール】
10. ESXi上でRACを構築する  【データベースの作成】
11. ESXi上でRACを構築する  【インストール後の確認】
12. ESXi上でRACを構築する  【Oracle RAC書籍】
13. ESXi上でRACを構築する  【VmwareESXi書籍】




おすすめ関連書籍

[VMware徹底入門 第3版 VMware vSphere 5.1対応]のEC横断比較とレビュー

VMware徹底入門 第3版 VMware vSphere 5.1対応
著者:ヴイエムウェア株式会社
出版日:2012-11-13
出版社:翔泳社

[VMware vSphere 構築・運用レシピ]のEC横断比較とレビュー

VMware vSphere 構築・運用レシピ
著者:工藤 真臣
出版日:2012-11-15
出版社:インプレスジャパン


[Oracle Database 11g Release 2 RAC実践ガイド 基礎から学ぶRAC構築・管理]のEC横断比較とレビュー

Oracle Database 11g Release 2 RAC実践ガイド 基礎から学ぶRAC構築・管理
著者:日本オラクル株式会社 編著
出版日:2010-09-01
出版社:アスキー・メディアワークス

[即戦力のOracle管理術 ~仕組みからわかる効率的管理のノウハウ]のEC横断比較とレビュー

即戦力のOracle管理術 ~仕組みからわかる効率的管理のノウハウ
著者:内村 友亮
出版日:2012-06-05
出版社:技術評論社





拍手[0回]



Yahoo!ブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク livedoorClip del.icio.us FC2 ニフティクリップ iza Buzzurl 


最新記事
(09/17)
(04/09)
(04/09)
(03/22)
(01/16)
(12/30)
(12/26)
(09/21)
(09/21)
(09/20)
(09/12)
(06/13)
(06/13)
(03/14)
(02/15)
(01/03)
(01/03)
(10/04)
(09/20)
(09/15)
(09/14)
(09/14)
(09/14)
(09/06)
(08/30)
最古記事
(10/29)
(10/29)
(10/29)
(10/29)
(10/29)
(04/12)
(04/12)
(06/12)
(06/12)
(06/20)
(06/22)
(07/22)
(07/22)
(07/30)
(07/30)
(08/18)
(08/18)
(08/22)
(08/24)
(08/24)
(08/24)
(08/24)
(08/24)
(08/24)
(08/24)


PR

Copyright © インフラ構築手順書 : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]

管理人限定

検索フォーム

カスタム検索

フリーエリア

ESXiの基本設定・運用設定
ESXiのSSH設定
ESXiの NTP設定
VMware ESXiでの時刻同期(NTP)ペストプラクティス
ESXiのゲストOS(仮想マシン)複製
ESXiのOVF形式で複製
異なるESXiバージョン間の複製(移行)
クローン作成後の後処理
仮想マシンのLVM追加
仮想共有ディスクファイルの作成
ESXi上でハイパーバイザーを稼動させる
パフォーマンスがでないとき確認すること


サーバ構築手順
ESXi上でRACを構築する
GFS2+DRBD構築
PaceMaker+MySQLレプリケーション構築
PaceMaker+DRBD構築
HeartBeat2+DRBD構築


Solarisの構築手順
Solarisのネットワーク設定変更
Solarisのホスト名変更
Solaris11のresolv.conf変更手順
Solaris11のHDD増設手順


AWS(Amazon Web Service)の基本設定・運用設定
S3 WEBサイトの構築
S3 WEBサイトのアクセス制限
S3 WEBサイトのリダイレクト設定


Windows Azureの基本設定・運用設定
AzureでWordpress構築
英語版Wordpressを日本語化する
AzureWebサイトの独自ドメイン設定
AzureWebサイトのモード変更
WEBアクセスログ解析ツールの比較


WordPressの基本設定・運用設定
WordPressの基本構造
WordPressのインストール手順
Wordpressマルチサイト機能
「続き読む(more)」カスタマイズ
Wordpressの独自PHP
Wordpressをサブディレクトリに移す
既存サブディレクトリをルートディレクトリとする
Wordpressが利用可能な共用ホスティング


Postfix構築
Postfixにおける暗号化したSMTP認証設定


SoftEtherVPNの構築
ESXi上のSoftEtherVPN構築
DDNSと組み合わせたSoftEtherVPNの設定


LinuxのAD連携
LinuxのActiveDirectory連携について
PAM認証でAD連携
ApacheでAD連携(LDAP認証)
ApacheでAD連携(Kerberos認証)
SAMBAで2台目DCサーバを構築
RedmineとGitのLDAP(AD)認証設定
JenkinsのLDAP(ActiveDirectory)認証設定


Redmine設定
Alminium(RedmineとGit/SVN)のインストール手順
RedmineとGitのLDAP(AD)認証設定
RedmineとGitの移行
JenkinsのLDAP(ActiveDirectory)認証設定


サーバの基本設定・運用設定
Apache
Apacheの基本設定
Apacheの仮想ホスト設定
PHPの基本設定
Nginxのロードバランサ設定
WebDAV構築手順
アンチウィルス
無償アンチウィルス(ClamAV)の導入手順
システム監視
システム監視ソフトMuninの導入手順
システム監視ソフトZabbixの導入手順
sarによるリソース使用情報取得


サーバ移行
Mysqlマイグレーション
MySQLマイグレーション時の問題点と解決策
Windows
Windows OS評価版からの移行
SQL Server評価版からの移行
クラスタソフト
クラスタソフトの比較

ツリーカテゴリ

広告ーSEO





人気ブログランキングへ
にほんブログ村 IT技術ブログ Webサイト構築へ

ブログ王ランキングに参加中!


最新トラックバック

バーコード

アフィリエイト2