DRBDのインストール
前述の「Pacemaker+HeartBeatのインストール」手順では、Linux-HA Japan提供パッケージをインストールしたかったので、Linux Cluster Management Console(以下LCMC) を利用してインストールしませんでした。※Windowsクライアント側にLCMCをインストールすれば、GUIでPaceMakerを管理できます。インストール・構築だけでなく運用で重宝します。
※LCMCは、下記のサイトからダウンロードできます。(LCMC-1.4.1-setup.exe)
http://sourceforge.jp/projects/sfnet_lcmc/releases/
※LCMCはJava7で動かすこと。
DRBDのインストール事前設定
■Proxy設定# vi ~/.bashrc <省略> export http_proxy=http://proxy.hogehoge.jp:8080※Proxyサーバは環境に合わせて設定してください。
# passwd lcmadm
# visudo lcmadm ALL=(ALL) ALL※その他、SSH接続できるユーザを制限している場合は、lcmadmでSSH接続できる設定を行ってください。
DRBDのインストール
■1台目サーバにDRBDをインストールする[ホスト] インストール先IP
[ユーザー名] LCM管理ユーザ
[sudoの利用] true (※一般ユーザの場合true)
LCMCによるクラスタ設定
・[LCMC]起動 - [クラスターの追加/設定ウィザード]をクリックha.cfファイルの修正
LCMCで設定する場合、両ノードで同じha.cfファイルが配置されるため、ucastの設定など両ノードで別の値を入れなければならない 場合は修正が必要である。# vi /etc/ha.d/ha.cf ------- ucast eth1 192.168.100.82■ノード2のha.cf編集
# vi /etc/ha.d/ha.cf ------- ucast eth1 192.168.100.81
PaceMaker+DRBD構築 の目次
01. PaceMaker+DRBD構築 【PaceMakerのインストール】DRBDの設定
ここでは[LCMC]を使って、DRBDの設定を行います。 ・Net Interface ※レプリケーションするインターフェースを選択
・resource ※DRBDのリソース名: rdb01
・net-options
※[Protocol]: C
※[Cram hmac alg]: sha1
※[Shared secret]
・startup
※[Wfc timeout]
※[Degr wfc timeout]: 120
・disk-options
※[On io error]: call-local-io-error
・DRBD Volume
※[Number]: 0
※[Device]: /dev/drbd0
・DRBDメタディスク
※[メタディスク]: 内臓(Internal) 単純化するためInternalを選ぶ
・DRBDメタディスク
※[メタディスク]: 内臓(Internal) 単純化するためInternalを選ぶ
・ホスト(プライマリー): dk-db01
・ファイルシステム: none
・初期完全同期を省きます:チェック
# vi /etc/drbd.d/global_common.conf
## generated by drbd-gui global { usage-count yes; } common { startup { degr-wfc-timeout 120; } net { cram-hmac-alg sha1; shared-secret vZQqR4Q6klRG6duZn7mIwrc9GCTjIOjw; } disk { on-io-error call-local-io-error; resync-rate 50M; }※/etc/drbd.d/ディレクトリ以下にバックアップを保存すると二重読込みするので注意!!
# mkfs -t ext4 /dev/drbd0 # mkdir /db # mount -t ext4 /dev/drbd0 /db # touch /db/testfile # rm -f /db/testfileこの状態で、Mysqlをインストールする。
PaceMaker+DRBD構築 の目次
01. PaceMaker+DRBD構築 【PaceMakerのインストール】PaceMaker+DRBD構築4 【MySQLインストール】
対象:DBサーバ(2台)MySQLソースの入手
下記のURLからMySQLのソースコードを取得する。
Enterprise Server (有償)
Communitiy Server (無償)
DB用アカウントの作成
MySQLを起動用のDBアカウントを作成する。
# groupadd mysql –g 1003
# useradd -g mysql mysql –u 1003
Mysqlのインストール
■MySQLのRPMパッケージの有無を確認# rpm –qa|grep mysql
※既にRPMパッケージがインストールされている場合は、アンインストールする。# yum install cmake.x86_64
※Mysql5.5では、configureの代わりにcmakeとなった。# yum install ncurses-devel
※cmake時に必要となるパッケージである。
# tar zxvf mysql-5.5.25a.tar.gz
# cd mysql-5.5.25a
# mkdir /opt/app
# cmake . -DEFAULT_CHARSET=utf8 \
-DDEFAULT_COLLATION=utf8_general_ci \
-DWITH_EXTRA_CHARSETS=all \
-DWITH_INNOBASE_STORAGE_ENGINE=1 \
-DENABLED_LOCAL_INFILE=true \
-DCMAKE_INSTALL_PREFIX=/opt/app/mysql \
-DMYSQL_UNIX_ADDR=/opt/app/mysql/tmp/mysql.sock \
-DMYSQL_DATADIR=/db/mysql/data
# make
# make install
PaceMaker+DRBD構築 の目次
01. PaceMaker+DRBD構築 【PaceMakerのインストール】