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インフラ構築手順書

はじめてのインフラ、サーバ構築時に役に立つように構築手順情報をまとめました。


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無償アンチウィルスソフト(ClamAV)の導入

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無償アンチウィルスソフト(ClamAV)の導入

サーバをインターネットに公開するならば、セキュリティ対策の一つとしてアンチウィルスソフトの 導入は、検討すべきでしょう。
今回は、無償提供されているアンチウィルスソフト(ClamAV)の導入手順を説明します。


RPMforgeリポジトリのインストール

インストールはやはりRPMパッケージが楽なので、ClamAVのRPMパッケージを提供しているRPMforgeリポジトリ をまずインストールします。 http://pkgs.repoforge.org/rpmforge-release/にアクセスし、導入するOSの最新版をインストールする。
# wget http://pkgs.repoforge.org/rpmforge-release/rpmforge-release-0.5.3-1.el6.rf.x86_64.rpm
# rpm -ivh rpmforge-release-0.5.3-1.el6.rf.x86_64.rpm
# yum -y update rpmforge-release
意図せず標準レポジトリのパッケージをRPMforgeリポジトリのパッケージで上書きされることを さけるため、無効化する。RPMforgeリポジトリのパッケージをインストールしたい場合は、「--enablerepo=rpmforge」 オプションを付けてyumコマンドを実行する。
/etc/yum.repos.d/の[rpmforge.repo],[mirrors-rpmforge],[mirrors-rpmforge-extras],[mirrors-rpmforge-testing]ファイルを編集
enabled = 0
※すべての「enabled」値を「0」とする。


ClamAVのインストール

「--enablerepo=rpmforge」オプションを付けて、ClamAVのRPMパッケージをインストールする。
# yum -y --enablerepo=rpmforge install clamd


ClamAVの設定

オリジナルのClamAVの設定ファイルをバックアップする。
# cp /etc/clamd.conf /etc/clamd.conf.org
ClamAVををrootユーザで実行する。
# vi /etc/clamd.conf
--------
#User clamv  <----コメントアウト、rootユーザで起動する


Clam AntiVirusの自動起動設定

# chkconfig clamd on
# /etc/rc.d/init.d/clamd start


ウィルス定義ファイルの最新化

・オリジナルのウィルス定義設定ファイルをバックアップする。
# cp /etc/freshclam.conf /etc/freshclam.conf.org

・Example設定を無効化する。
# vi /etc/freshclam.conf
-------------
#Example   <---[Example]をコメントアウト

・ウィルス定義ファイルを手動更新する
# freshclam


ウィルススキャン定期自動実行設定

ウィルススキャンスクリプトを作成する。
ウィルススキャンスクリプトの概要

・「/opt/scripts/bin/clamscan.exclude」にスキャン除外を定義する。
・ClamAVエンジンとウィルス定義ファイルの更新を行う。
・ウィルス検知した場合は、「infrasupport@cross-hoge.net」宛てに送信する。


vi /opt/scripts/bin/virusscan.sh
====================================
#!/bin/bash

PATH=/usr/bin:/bin

#ログ出力 開始
logger "[Info] ClamAV Scan Start"

# clamd update
yum -y --enablerepo=rpmforge update clamd > /dev/null 2>&1
freshclam > /dev/null 2>&1

# excludeopt setup
excludelist=/opt/scripts/bin/clamscan.exclude
if [ -s $excludelist ]; then
    for i in `cat $excludelist`
    do
        if [ $(echo "$i"|grep \/$) ]; then
            i=`echo $i|sed -e 's/^\([^ ]*\)\/$/\1/p' -e d`
            excludeopt="${excludeopt} --exclude-dir=^$i"
        else
            excludeopt="${excludeopt} --exclude=^$i"
        fi
    done
fi

# virus scan
CLAMSCANTMP=`mktemp`
clamscan --recursive --remove ${excludeopt} / > $CLAMSCANTMP 2>&1
[ ! -z "$(grep FOUND$ $CLAMSCANTMP)" ] && \

# report mail send
grep FOUND$ $CLAMSCANTMP | mail -s "Virus Found in `hostname`" infrasupport@cross-hoge.net

#ログ出力 ウィルス検知
grep FOUND$ $CLAMSCANTMP | logger

rm -f $CLAMSCANTMP

#ログ出力 終了
logger "[Info] ClamAV Scan Finish"

・ウィルススキャンスクリプトに実行権限を与える。
# chmod +x /opt/scripts/bin/virusscan.sh

・スキャン除外を定義する
# echo "/proc/" >> /opt/scripts/bin/clamscan.exclude
# echo "/sys/" >> /opt/scripts/bin/clamscan.exclude


ClamAVの定期実行設定

50 3 * * * /opt/scripts/bin/virusscan.sh >/dev/null 2>&1

テストウィルス

無害のテストウィルスは下記から入手できます。
# wget http://www.eicar.org/download/eicar.com.txt
# wget http://www.eicar.org/download/eicar_com.zip 
# wget http://www.eicar.org/download/eicarcom2.zip 




[たった2日でわかるLinux―Cent OS 6.4対応]の書籍横断比較とレビュー

たった2日でわかるLinux―Cent OS 6.4対応
著者:中島 能和
出版日:2013-06
出版社:秀和システム

[改訂新版 28日で即戦力! サーバ技術者養成講座]の書籍横断比較とレビュー

改訂新版 28日で即戦力! サーバ技術者養成講座
著者:笠野 英松
出版日:2010-10-16
出版社:技術評論社





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ESXi5のゲストOS/仮想マシン複製(クローン)

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ESXi5のデータストアファイルをコピーするゲストOS/仮想マシン複製(クローン)手順

vCenter購入していれば、「クローン作成」ボタンよりゲストOSの複製が行えるが、 無償版Vmware「vSphere Hypervisor」の場合、その「クローン作成」機能がない。
しかし、無償版Vmware「vSphere Hypervisor」でも、ゲストOS(仮想マシン)の複製は可能です。ここではその手順を説明します。

ゲストOS(仮想マシン)の複製手順
無償版Vmware「vSphere Hypervisor」のゲストOS(仮想マシン)の複製手順として下記2つの手順を紹介する。
データストアファイルのコピーによるゲストOS/仮想マシン複製(クローン)
ESXi5のOVF形式でゲストOS/仮想マシン複製(クローン)

ここでは下記手順を説明します。
「データストアファイルのコピーによるゲストOS/仮想マシン複製(クローン)」手順を説明します。

ゲストOS(仮想マシン)の複製

ゲストOS(仮想マシン)の関連データの複製
事前に複製元のゲストOS(仮想マシン)を停止させておく
・「vSphere Clien」経由でESXi5サーバにログイン


複製先ディレクトリの作成
まず、複製先ゲストOS(仮想マシン)の関連ファイルを配置するディレクトリを作成する。
・[VSphere Client]画面の左ツリーにある[ESXi5サーバ]アイコン選択
・右画面[構成]タブのハードウェア[ストレージ]を選択し、複製先ゲストOS(仮想マシン)を配置する[データストア]を右クリックし、「データストアの参照」をクリック


・「データストアブラウザ」画面 で 複製先ゲストOS(仮想マシン)を配置するディレクトリの任意の場所で右クリックし、「新規フォルダ」を選択



・「新規フォルダ」ダイアログで、サーバ名(rac-server2)を入力し、「OK」をクリック


ゲストOS(仮想マシン)の関連ファイル複製
複製元ゲストOS(仮想マシン)の関連データをすべて複製し、複製先ゲストOS(仮想マシン)のディレクトリに貼り付ける。
・複製元ゲストOS(仮想マシン)の「データストアブラウザ」画面 で 複製元ゲストOS(仮想マシン)が配置されているディレクトリのファイルすべてを選択後、右クリック し 「コピー」選択する。
・複製先ゲストOS(仮想マシン)ディレクトリ上の任意の場所で右クリックし、 「貼り付け」選択する

※注意:処理完了するまで相当時間がかかる。


複製した仮想マシンの登録

複製した仮想マシンをESXiに登録する。
・「データストアブラウザ」画面 でコピーしたディレクトリ上の拡張子が[vmx]となっているファイルを右クリック し、「インベントリへの追加」選択する。


・[インベントリに追加]ウィザードが起動し、 「名前」画面で 「rac-server02」(任意の名前)を入力し 「次へ」をクリック
・[リソースプール]画面でそのまま 「次へ」をクリック
・「終了準備の完了」画面で内容を確認し、 「終了」をクリック
※ 上記手順で複製仮想マシンが[VSphere Client]画面の左ツリーに追加される。


複製した仮想マシンの起動

複製した仮想マシンの初回起動時に、必要な作業を説明します。
複製した仮想マシンの起動
 ・「VSphere Client」画面 の左ツリーにある「複製した仮想マシン」アイコン選択し、ツールバーの[パワーオン]をクリック
 ・「仮想マシンの質問」ダイアログで「I copied it」選択し、「OK」をクリック
 ※「仮想マシンの質問」ダイアログが表示しない場合は、「コンソール」タブを確認する。

[I copied it]を選択することで、初回起動にUUID(固有ID)を変更される。(MACアドレスなど)



仮想マシン複製後のネットワークエラー対応

IPアドレスの設定変更し、NICの起動しても、下記のエラーがでてNICが起動しない場合の対応手順を説明します。
Device eth0 does not seem to be present, delaying initialization
ネットワークエラー対応手順
・「/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0」ファイルのHWADDRの箇所をコメントアウト。
 ※70-persistent-net.rulesでもMacアドレスの定義をしているので、ここでの定義は不要である。
・「/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules」ファイルを編集し、NAME="eth0"と記述されてる行を削除し、 NAME="eth1"と記述されている箇所をNAME="eth0"に書き換えサーバを再起動する
・ネットワークに接続できることを確認



[VMware vSphere 構築・運用レシピ]のEC横断比較とレビュー

VMware vSphere 構築・運用レシピ
著者:工藤 真臣
出版日:2012-11-15
出版社:インプレスジャパン

[VMware設計・構築・運用プロフェッショナルガイド]のEC横断比較とレビュー

VMware設計・構築・運用プロフェッショナルガイド
著者:遠山 洋平
出版日:2013-03
出版社:秀和システム


仮想化技術に関するおすすめ書籍



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ESXi上でRAC構築6【ゲストOSの複製】

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ESXi上でRACを構築する【ゲストOSの複製】


ここでは、ここまでの手順で整えたOS環境を複製する手順を説明します。
もう一つのノードをここまで説明した同様の手順を行えば、今回説明するOSの複製は不要である。
※無償版Vmware「vSphere Hypervisor」の場合、クローン機能が使えないため、ここで説明する手順で同様のことができます。
※情報商材で詳細を記述しますので、楽しみにしてください。

ESXi5における仮想マシンのクローン(複製)手順はこちらへ
OVF形式でのクローン(複製)手順はこちらへ


ESXi上でRACを構築する手順一覧

01. ESXi上でRACを構築する  【仮想マシン環境の整備(ESXi)】
02. ESXi上でRACを構築する  【仮想マシンのインストール(ESXi)】
03. ESXi上でRACを構築する  【共有ストレージファイル作成(ESXi)】
04. ESXi上でRACを構築する  【仮想共有ストレージ設定(ESXi)】
05. ESXi上でRACを構築する  【RAC構築の事前作業】
06. ESXi上でRACを構築する  【ゲストOSの複製】
07. ESXi上でRACを構築する  【Grid Infrastructureのインストール】
08. ESXi上でRACを構築する  【ASMディスクグループ作成】
09. ESXi上でRACを構築する  【Oracleデータベースのインストール】
10. ESXi上でRACを構築する  【データベースの作成】
11. ESXi上でRACを構築する  【インストール後の確認】
12. ESXi上でRACを構築する  【Oracle RAC書籍】
13. ESXi上でRACを構築する  【VmwareESXi書籍】




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