ESXiの仮想マシンをOVF形式で移行する
ESXiには、異なる仮想化エンジン(ESXi,KVM,Xen)間で仮想マシンのイメージファイルを相互やりとりができるOVFのエクスポート・インポート があります。
この機能を使って、同一ESXi上で仮想マシンをOVFエクスポート・インポートすることで、クローン(コピー)することもできます。
他に下記「仮想マシンのクローン(複製)」手順がありますが、OVF形式で複製の方が簡単です。
しかしファイルをローカルPCに一旦ダウンロードし、アップロードするのでネットワーク帯域が気になる場合は、下記手順をお勧めします。
・「
ESXi5のゲストOS/仮想マシン複製(クローン)」
を参照。
ESXiで仮想マシンのOVFエクスポートする手順
・「vSphere Clien」経由でESXi5サーバにログイン
・「対象仮想マシン」を選択 - 「ファイル」 - 「エクスポート」 - 「OVFテンプレートのエクスポート」
・「OVFテンプレートのエクスポート」画面 - 名前、ディレクトリを入力 - 「OK」クリック
・「エクスポート完了」ダイアログ - 「閉じる」クリック
指定したディレクトリに[.mf],[ovf],[vmdk]の拡張子が3つ作成される。
ESXiで仮想マシンのOVFインポートする手順
・「vSphere Clien」経由でESXi5サーバにログイン
・「ファイル」 - 「OVFテンプレートのデプロイ」
・「OVFテンプレートのデプロイ」ダイアログ起動 - 「ソース」画面 - 「ファイルまたはURLからのデプロイ」にOVFファイルを指定 - 「次へ」クリック
ローカルディスクまたはURLでアクセスできるOVFファイルを指定する。
・「OVFテンプレートの詳細」画面 - 「次へ」クリック
OVFテンプレートの詳細を確認する。
・「名前と場所」画面 - 「名前」入力 - 「次へ」クリック
デプロイする仮想マシンの名前を指定する。
・「リソースプール」画面 - リソースプールを指定 - 「次へ」クリック
リソースプールによって、ホストまたはクラスタ内でコンピューティングリソースを階層管理できます。 仮想マシンおよび子プールはその親プールのリソースを共有します。
・「ストレージ」画面 - 仮想マシンファイルの配置するストレージを選択 - 「次へ」クリック
・「ディスクのフォーマット」画面 - 下記のフォーマットから選択 - 「次へ」クリック
・シックプロビジョニング(Lazy Zeroed)
※OSインストール時にディスクを確保
・シックプロビジョニング(Eager Zeroed)
※仮想マシン作成時にディスクを確保
・Thin Provision:
※必要に応じて容量を割り当て
・「ネットワークのマッピング」画面 - 「名前」入力 - 「次へ」クリック
デプロイされたテンプレートで使用するネットワークを指定する。
・「終了準備の完了」画面 - 「終了」クリック
内容を確認する。
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