ESXi上でRACを構築する【ASMディスクグループ作成】
ここでは、ASMCAによるASMディスクグループの作成手順を示します。
※ここの作業は必須ではありませんが、今回構築する環境では、下記のASMディスクグループを作成します。
・OCR&投票ディスク用(GridInfrastructureインストール時に作成済み)
グループ名:CL01DG(RAW1~2)
・DBデータ用
グループ名:DB01DG(RAW21~25)
・Redoログ、制御ファイル用
グループ名:RD01DG(RAW41)
グループ名:RD02DG(RAW42)
・アーカイブログ用
グループ名:AR01DG(RAW11~12)
・フラッシュリカバリ用
グループ名:FRA01DG(RAW31)
0.事前作業
■
X飛ばしの準備
・クライアントPC上でXサーバを立ち上げる(フリーソフト:Xming)
・rootでSSHログインをしている場合は、下記の手順を行う(gridユーザでアクセスしている場合は不要)
# env|grep DISPLAY
DISPLAY=localhost:10.0
# xauth extract /tmp/xauth_oracle unix:10.0
# chmod 644 /tmp/xauth_grid
# sudo -H -u grid xauth merge /tmp/xauth_grid
※DISPLAY環境変数のディスプレイ番号.スクリーン番号(上記では「10.0」)とunix:xxの「x.x」を同じ値にする
※2012年5月17日加筆
CgywinなどのフリーのXサーバをクライアントPCで起動する。
1.ASMグループディスクの作成
■
ASMCAの起動(gridユーザ)
・rootユーザでログインしている場合
# sudo su -c "/u01/app/11.2.0/grid/bin//asmca" grid
・oracleユーザでログインしている場合
$ /u01/app/11.2.0/grid/bin/asmca
■
ASMCA起動画面
起動後、「ディスク・グループ」タブには、既存のディスク・グループが表示されている。
新規にディスクグループを作成するには、「作成」をクリック
■
ディスク・グループのディスクパス指定
DBデータを格納するASMディスク・グループを作成する。
「拡張オプションの表示」をクリックし、ディスク・グループ属性を表示させる。
下記の情報を入力し、「次へ」をクリック
・ディスク・グループ名:DB01DG
・冗長性:外部
・AUサイズ:4MB
・DBデータ用のディスク: RAW21~RAW25
※「ディスク・グループDB01DGは正常に作成されました。」というメッセージがでるので、「OK」をクリック
同様に他のディスク・グループを作成する。
■
ディスク・グループ作成完了
すべてのディスク・グループの作成が完了したら、「終了」をクリック
※「このアプリケーションを終了しますか」というメッセージがでるので、「はい」をクリック
ESXi上でRACを構築する手順一覧
01.
ESXi上でRACを構築する 【仮想マシン環境の整備(ESXi)】
02.
ESXi上でRACを構築する 【仮想マシンのインストール(ESXi)】
03.
ESXi上でRACを構築する 【共有ストレージファイル作成(ESXi)】
04.
ESXi上でRACを構築する 【仮想共有ストレージ設定(ESXi)】
05.
ESXi上でRACを構築する 【RAC構築の事前作業】
06.
ESXi上でRACを構築する 【ゲストOSの複製】
07.
ESXi上でRACを構築する 【Grid Infrastructureのインストール】
08.
ESXi上でRACを構築する 【ASMディスクグループ作成】
09.
ESXi上でRACを構築する 【Oracleデータベースのインストール】
10.
ESXi上でRACを構築する 【データベースの作成】
11.
ESXi上でRACを構築する 【インストール後の確認】
12.
ESXi上でRACを構築する 【Oracle RAC書籍】
13.
ESXi上でRACを構築する 【VmwareESXi書籍】
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