ESXi上でRACを構築する【仮想マシン環境の整備(ESXi)】
ここでは、以下の作業を実施する。
・RAC構成で必要なネットワーク(インターコネクト)を作成する
・RACサーバとなる仮想マシンの環境を整える
仮想マシン間通信用の仮想ネットワークの追加
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ESXiサーバへログイン
・vSphereClientからESXiサーバへアクセスする。
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新規ネットワークの追加
・左ツリー「ESXiサーバ」選択し、「構成」タブを開き、「ネットワーク」画面の右上にある「ネットワークの追加...」をクリック
・「ネットワークの追加ウィザード」が起動し、「接続タイプ」画面の接続タイプ「仮想マシン」にチェックし、「次へ」をクリック
・「仮想マシン-ネットワークアクセス」画面の「vSphere標準スイッチの作成」のNICアダプタはすべてチェックを外し、「次へ」をクリック
・「仮想マシン-接続設定」画面で、ネットワークラベルに任意の名前を付けて(ここでは「Rac Interconnect」とする)、 「次へ」をクリック
・「終了準備の完了」画面で、最終確認をして「終了」をクリック
仮想マシンの構築
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ESXiサーバへログイン
・vSphereClientからESXiサーバへアクセスする。
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「新規仮想マシン」ウィザード
・左ツリー「ESXiサーバ」を右クリックし、「新規仮想マシン」をクリック
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構成
・「新規仮想マシンの作成」ウィザードが起動する。
・「構成」画面で、「標準」にチェックし、「次へ」をクリック
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新規仮想マシンの作成
・仮想マシンの名前を入力し、「次へ」
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ストレージ
・仮想マシンファイルの置く場所を指定して、「次へ」をクリック
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ゲストOS
・仮想マシンのOSを選択し、「次へ」
今回はCentOS5.7を使用するので下記情報を選択する。
・ゲストOS:Linux
・バージョン:Redhat Enterprise Linux5(64ビット)
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ネットワーク
・NICの数を「2」とする。
またNIC1とNIC2をそれぞれ下記内容で設定し、「次へ」をクリック
NIC1:「VM Network」,「E1000」
NIC2:「RACInterconnect」,「E1000」
※上記「仮想マシン間通信用の仮想ネットワークの追加」で作成したネットワークを指定する
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ディスクの作成
「仮想ディスクサイズ」を指定する
また「シンプロビジョニング」をチェックし、「次へ」をクリック
シックプロビジョニング(Lazy Zeroed):OSインストール時に確保
シックプロビジョニング(Eager Zeroed):作成時に確保
シンビジョニング:必要に応じて容量を割り当て
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終了準備の完了
・設定内容を確認し、「終了」をクリック
ESXi上でRACを構築する手順一覧
01.
ESXi上でRACを構築する 【仮想マシン環境の整備(ESXi)】
02.
ESXi上でRACを構築する 【仮想マシンのインストール(ESXi)】
03.
ESXi上でRACを構築する 【共有ストレージファイル作成(ESXi)】
04.
ESXi上でRACを構築する 【仮想共有ストレージ設定(ESXi)】
05.
ESXi上でRACを構築する 【RAC構築の事前作業】
06.
ESXi上でRACを構築する 【ゲストOSの複製】
07.
ESXi上でRACを構築する 【Grid Infrastructureのインストール】
08.
ESXi上でRACを構築する 【ASMディスクグループ作成】
09.
ESXi上でRACを構築する 【Oracleデータベースのインストール】
10.
ESXi上でRACを構築する 【データベースの作成】
11.
ESXi上でRACを構築する 【インストール後の確認】
12.
ESXi上でRACを構築する 【Oracle RAC書籍】
13.
ESXi上でRACを構築する 【VmwareESXi書籍】
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