インフラ構築手順書

はじめてのインフラ、サーバ構築時に役に立つように構築手順情報をまとめました。

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ESXi上でRAC構築２【仮想マシンのインストール(ESXi)】

ESXi上でRAC構築する【仮想マシンのインストール(ESXi)】

ここでは、以下の作業を実施します。

・RACサーバをESXiの仮想マシンとしてインストールする
・VMware toolsをインストールする

仮想マシンのOSインストール

■ESXiサーバへログイン
　・vSphereClientからESXiサーバへアクセスする。
　
■仮想マシンのCDROM設定の変更
　・左ツリーから「対象仮想マシン」を右クリックし、「設定の編集」をクリック

　・「仮想マシンのプロパティ」画面の「CD/DVDドライブ１」を選択し、「ホストデバイス」にチェック
　・デバイスのステータスの「パワーオン時に接続」にチェックし、「OK」

■仮想マシンのOSインストール
　・ESXiサーバのCD/DVDプレイヤーにOSインストールメディアをセットする
　・vSphereClientに戻り、左ツリーから「対象仮想マシン」を右クリックし、「電源」->「パワーオン」をクリック
　・「対象仮想マシンの」の「コンソール」タブを開く
　あとは、通常のOSインストールと同じです。

※注意：ファイヤーフォールとSELINUXは無効にする

Vmwareツールのインストール

　・vSphereClientの左ツリーから「対象仮想マシン」を右クリックし、「ゲスト」->「Vmware Toolsのインストール/アップグレード」をクリック

・「VMware Tools インストール」ダイアログが立ち上がり、「OK」をクリック

　・CDドライブをマウントする
　VMware Toolsのインストール圧縮ファイルがCDドライブにマッピングされるので、CDドライブをマウントし、任意のディレクトリに展開する

# mount /dev/cdrom /media
# mkdir /usr/local/src/vmwaretools
# cd /usr/local/src/vmwaretools
# tar zxvf /media/VMwareTools-8.6.0-425873.tar.gz

　・「VMware Tools 」をインストールする
基本はデフォルトのままでOKです。しかし画面サイズのみは、「[12] "1024x768"」に変更した方が後々楽でしょう。

# ./vmware-install.pl
Creating a new VMware Tools installer database using the tar4 format.

Installing VMware Tools.
　：
省略
　：
Detected X version 7.1

Please choose one of the following display sizes that X will start with:
[1] "320x200"
[2] "320x240"
[3] "400x300"
[4] "512x384"
[5] "640x400"
[6] "640x480"
[7] "720x480"
[8] "800x480"
[9] "854x480"
[10] "720x576"
[11] "800x600"
[12] "1024x768"
[13] "1280x720"
[14] "1280x768"
[15] "1152x864"
[16] "1280x800"
[17] "1366x768"
[18] "1280x960"
[19] "1440x900"
[20] "1280x1024"
[21] "1400x1050"
[22] "1680x1050"
[23] "1600x1200"
[24] "1920x1080"
[25] "1920x1200"
[26] "1920x1440"
[27] "2048x1536"
[28] "2560x1600"
[29] "2560x1920"
Please enter a number between 1 and 29:

[3]12
　：
省略
　：

--the VMware team

Found VMware Tools CDROM mounted at /media. Ejecting device /dev/cdrom ...

ESXi上でRACを構築する手順一覧

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ESXi上でRAC構築３【共有ストレージファイル作成(ESXi)

ESXi上でRACを構築する【共有ストレージファイル作成(ESXi)】

ここでは、ESXi上に共用ストレージとしてのファイルを作成する手順を記述します。

Vmware ESXi上の仮想マシン間で共有ストレージを構築するためには、仮想ディスクはCIBの構成でサポートされており、VMFSデータストア上でEagerZeroedThickオプションを使用して作成する必要があります。
VmwareEsxi上の共有ストレージ作成の手順は、下記記事も参考になります。
VMware ESXiに仮想共有ディスクファイルを作成する二つの方法

今回作成する共有ストレージファイルは下記の通りです。
■OCR＆投票ディスク用ストレージファイル【合計3G（各1G）】
/vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/voting_ocr1.vmdk
/vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/voting_ocr2.vmdk
/vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/voting_ocr3.vmdk

■DBデータ用ストレージファイル【合計50G（各10G）】
/vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/data1.vmdk
/vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/data2.vmdk
/vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/data3.vmdk
/vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/data4.vmdk
/vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/data5.vmdk

■Redoログ、制御ファイル用ストレージファイル【合計20G（各10G）】
/vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/REDO1.vmdk
/vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/REDO2.vmdk

■アーカイブログ用ストレージファイル【合計20G（各10G）】
/vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/AR1.vmdk
/vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/AR2.vmdk

■フラッシュリカバリ用ストレージファイル【合計20G（各20G）】
vmkfstools -d eagerzeroedthick -c 20G /vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/data_bk1.vmdk

※こんなに小分けにする必要はないと思いますが。。。特にRedoログ、アーカイブログを分ける必要はない。

ESXi上の共有ストレージファイル作成

ESXiサーバにSSH接続し、以下の手順で共有ストレージファイルを作成する

「/vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore」ディレクトリに共有ストレージファイルを配置する。

# mkdir /vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore
# vmkfstools -d eagerzeroedthick -c 1G /vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/voting_ocr1.vmdk
# vmkfstools -d eagerzeroedthick -c 1G /vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/voting_ocr2.vmdk
# vmkfstools -d eagerzeroedthick -c 1G /vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/voting_ocr3.vmdk
#
# vmkfstools -d eagerzeroedthick -c 10G /vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/data1.vmdk
# vmkfstools -d eagerzeroedthick -c 10G /vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/data2.vmdk
# vmkfstools -d eagerzeroedthick -c 10G /vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/data3.vmdk
# vmkfstools -d eagerzeroedthick -c 10G /vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/data4.vmdk
# vmkfstools -d eagerzeroedthick -c 10G /vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/data5.vmdk
#
# vmkfstools -d eagerzeroedthick -c 10G /vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/REDO1.vmdk
# vmkfstools -d eagerzeroedthick -c 10G /vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/REDO2.vmdk
#
# vmkfstools -d eagerzeroedthick -c 10G /vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/AR1.vmdk
# vmkfstools -d eagerzeroedthick -c 10G /vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/AR2.vmdk
#
# vmkfstools -d eagerzeroedthick -c 20G /vmfs/volumes/datastore1/rac_datastore/data_bk1.vmdk

ESXi上でRACを構築する手順一覧

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ESXi上でRAC構築４【仮想共有ストレージ設定(ESXi)】

ESXi上でRACを構築する【仮想共有ストレージ設定(ESXi)】

ここでは、ESXi上の仮想共有ストレージ設定を行う。

1つ目の仮想共有ストレージ設定

　・「vSphereClient」でESXiサーバへアクセスする
　・対象の仮想マシンの「サマリ」タブにある「設定の編集」をクリックする
　・「仮想マシンのプロパティ」画面の「ハードウェア」タブで「追加」をクリック
　・「ハードウェアの追加」ウィザードが起動し、「デバイスタイプ」画面で「ハードディスク」を選択し、「次へ」をクリック
　・「デバイスの選択」画面で「既存の仮想ディスクを使用」を選択し、「次へ」をクリック
　・「既存のディスクの選択」画面で、事前に作成した「共有ストレージファイル」を選択し、「次へ」をクリック
　・「詳細オプション」画面で下記の内容を設定し、「次へ」をクリック
　　

　　・仮想デバイスノード「SCSI（1:0）」※新しいSCSIコントローラを選択する（1:0）
　　・モード：独立型（通常）　　

　・「終了準備の完了」画面で、内容を確認し、「次へ」をクリック
　・「仮想マシンのプロパティ」画面に戻って、先ほど新規のSCSIコントローラを指定したので、「新規SCSIコントローラ」が作成されていることを確認する。
　　・「仮想マシンのプロパティ」画面の「新規SCSIコントローラ」を選択し、「SCSIパスの共有」を「物理」に変更する。その後、「OK」をクリック

２つ目以降の仮想共有ストレージ設定

「既存のディスクの選択」画面までは、「一つ目の仮想共有ストレージ設定」と同様に行う。
　・「詳細オプション」画面で下記の内容を設定し、「次へ」をクリック
　　・仮想デバイスノード「SCSI（1:1）」※先ほど追加したSCSIコントローラと別のID を選択する（1:1）
　　・モード：独立型（通常）
　　※デバイスノードIDを変更して作成する。
　・「終了準備の完了」画面で、内容を確認し、「次へ」をクリック
　・「仮想マシンのプロパティ」画面に戻って、ハードディスクのみが追加されていることを確認する。その後、「OK」をクリック

ESXi上でRACを構築する手順一覧