WEBアクセスログ解析ツールの比較
Webアクセスログ解析ツールの代表的なAnalog,AWstats,Webalizerを比較しました。比較項目 | Analog | AWstats | Webalizer |
---|---|---|---|
メニューなどの日本語表示 | 可能(日本語化されたプログラムを導入する) | 可能(設定ファイルに日本語と指定する) | 可能(インストール時に日本語指定する) |
実行速度(253MBの実際のアクセスログファイル) | 1分29秒 | 7分41秒 | 2分22秒 |
月別集計 | 可能(対象アクセスログのみ対象。リクエスト数、ページ数のみ) | 可能(1月から12月の1年間を対象にグラフ表示される。訪問者数、訪問数、ページ数、件数、バイト数が集計される) | 可能(最終月から過去12ヶ月を対象にグラフ表示される。Sites、Kbytes、Visits、Pages、Files、Hitsの月別集計がされる。他に1日あたりの平均値も表示される) |
月別のアクセス詳細表示 | 不可能(アクセスログ全体の月別統計は可能であるが、月別のアクセスログの詳細を見ることはできない) | 可能(トップページより年月を選択することで該当月の詳細な解析結果を見ることができる) | 可能(トップページより年月をクリックすることで該当月の詳細な解析結果を見ることができる) |
日別アクセス集計 | 不可能 | 可能(選択された該当月の1日から月末までグラフで表示される。訪問数、ページ、件数、バイト数を日別で集計した値も表示される) | 可能(選択された該当月の1日から月末までグラフで表示される。Hits、Files、Pages、Visits、Sites、Kbytesを集計した値と月全体数からの割合(%)も表示される) |
曜日別アクセス集計 | 可能(アクセスログ全体での曜日別のリクエスト数、ページ数の集計がされる) | 可能(月別のページ、件数、バイト数の集計がされる) | 不可能 |
国別アクセス集計 | 可能(ドメイン別、組織別のアクセス数の集計がされる) | 可能(国別、ホスト別のアクセス数の集計がされる) | 可能(国別、ホスト別のアクセス数の集計がされる) |
ロボット/スパイダーのアクセス集計 | 不可能 | 可能(設定ファイルに指定しているロボットのリファラー文字を登録することで詳細にアクセス履歴を集計する。また、最後にロボットが訪問した日時も表示される) | 不可能 |
訪問の長さ | 不可能 | 可能(同一のIPアドレスからのアクセス時間の集計結果が表示される) | 不可能 |
ファイルの種類 | 可能(アクセスログ全体での拡張子別のリクエスト数の円グラフが表示される。リクエスト数、バイト数の割合が表示される) | 可能(月別の件数、バイト数の値が集計され、全体の割合(%)が表示される。グラフ表示はされない) | 不可能 |
アクセスファイル集計 | 不可能 | 可能(アクセスされたHTMLやPHPファイルなどのアクセス数が多い順に表示される。入り口、出口としての集計もされる) | 可能(アクセスされた全ファイルのHits数が多い順に上位20位が表示される。入り口、出口としての集計は別項目で集計される) |
OS別アクセス集計 | 可能(Windows XP、Windows 2000、その他などのOS別の集計が表示される。また、ロボットの集計結果はこちらに表示される) | 可能(Windows、Macなどの単位で集計され、さらに詳細をクリックするとWindows XP、Windows2000などの単位での集計もされる) | 不可能(OS別の集計は存在しないが、ユーザエージェントから把握することができる) |
ブラウザ別集計 | 不可能 | 可能(インターネットエクスプローラなどのブラウザ単位の集計がされる。また、それぞれのバージョン別の集計も表示可能である) | 不可能(ブラウザ別の集計は存在しないが、ユーザエージェントから把握することができる) |
リンク元の集計 | 不可能 | 可能(リファラーの情報を集計して表示し、更に検索エンジンや、リンク元の集計結果を表示される) | 可能(リファラーの情報を集計して表示される。検索エンジンやリンク元もリファラーとして集計される) |
ディレクトリ別集計 | 可能(ファイルが属するするディレクトリ単位で集計して表示される) | 不可能 | 不可能 |
検索文字列集計 | 可能(アクセスログ全体で検索エンジンからの検索文字列を集計して表示される) | 可能(検索エンジンからの検索文字を入力された文字列とそれぞれの単語に分割して集計して表示される) | 可能(月別の集計として検索エンジンからの検索文字列が表示される) |
お気に入り登録件数 | 不可能 | 可能(アクセスログのfaviconのアクセス数を集計して表示される) | 不可能 |
状態コード集計 | 可能(HTTP状態コードの集計が表示される) | 可能(HTTP状態コードのうちエラーコードが集計され、そのエラーの中でも404:Document Not Foundに関してはどのようなURLでアクセスされたのか表示することができる) | 不可能 |
導入方法 | コンパイルが必要 | Perlで動作 | コンパイルが必要。またGDライブラリが必要 |
差分集計 | 不可能(毎回、全アクセスログを集計する) | 可能(前回集計したものは集計せずに新しいログだけを対象にする) | 可能(前回集計したものは集計せずに新しいログだけを対象にする) |
Live! アクセス解析&ウェブ改善 実践講座 |
新版 アクセス解析の教科書 費用対効果がみえるWebマーケティング入門 |
Apacheの構築手順 【仮想ホスト設定】
Apacheは、1台のサーバを使って複数のドメイン名を使ったWebサーバとしての機能を提供ができます。# vi /etc/httpd/httpd.conf
#ヘルスチェック SetEnvIf Remote_Addr 172.18.30.5$ nolog SetEnvIf Remote_Addr 172.18.30.1$ nolog SetEnvIf Remote_Addr 172.18.31.71$ nolog SetEnvIf Remote_Addr 172.18.30.231$ nolog SetEnvIf Remote_Addr 172.18.30.232$ nolog SetEnvIf Remote_Addr 172.18.30.233$ nolog SetEnvIf Remote_Addr 172.18.30.234$ nolog SetEnvIf Remote_Addr 172.18.30.235$ nolog※監視サーバ、ロードバランサーからのヘルスチェックを識別するための設定
CustomLog "| /usr/local/sbin/cronolog /opt/httpd/logs/%Y%m/access_%Y%m%d.log" combined env=!nolog CustomLog "| /usr/local/sbin/cronolog /opt/httpd/logs/%Y%m/access_health_%Y%m%d.log" combined env=nolog ErrorLog "| /usr/local/sbin/cronolog /opt/httpd/logs/%Y%m/error_%Y%m%d.log"※
<Files ~ "\.(dat|log|csv)$"> deny from all </Files>
# vi /etc/httpd/conf.d/httpd-vhosts.conf
<VirtualHost *:80> ServerName www.cross-searching.net ServerAdmin webmaster@www.cross-searching.net DocumentRoot "/var/www/httpd/front/" # 不要な REQUEST_METHOD を遮断する TraceEnable Off </VirtualHost>※Trace拒否は、Apache2.0.55以前であれば下記の設定をする。
RewriteEngine on RewriteCond %{REQUEST_METHOD} ^(TRACE|OPTIONS) RewriteRule .* - [F]ディレクトリの一覧表示禁止
<Directory "/var/www/html/front/">
Options -Indexes FollowSymLinks IncludesNoExec
AllowOverride All
</Directory>
# vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
Include conf.d/httpd-vhosts.confドキュメントルートディレクトリの作成
# mkdir -p /var/www/httpd/frontドキュメントルートディレクトリの所有者、グループの変更、パーミッションの変更
# chown opeftp:webgrp /var/www/httpd/front -R # chmod ug+rw,o-w /var/www/httpd/front -R※セキュリティ強化のため、HTTPの起動ユーザ・グループ以外の所有者にする。
おすすめのApache関連書籍
サーバ構築の実際がわかる Apache[実践]運用/管理 |
できるPRO Apache Webサーバー改訂版 Version2.4/2.2/2.0対応 |
Apacheの構築手順1 【基本設定】
Apache構築手順の目次
Apache基本設定
・cronologのインストール, ・Apacheのインストール,
・文字コード関連の設定,
・Apacheのセキュリティ設定,
・DirectoryIndexの設定,
・不要なモジュールのロード除外,
・Listenポートの設定,
・不要なディレクティブをコメント化する,
・不要なHandler削除,
・ログの出力先変更とログローテート
・KeepAlive関連設定,
・メモリリークの回避,
・その他の設定
# tar zxvf cronolog-1.6.2.tar.gz # cd cronolog-1.6.2 # ./configure # make # make install
# yum install httpd httpd-develオリジナルApache設定ファイルのバックアップと不要なコメント行を削除する
cp /etc/httpd/conf/httpd.conf /etc/httpd/conf/httpd.conf.org # cd /etc/httpd/conf # sed -e "/^#/d" -e "/^$/d" -e "/^ #/d" httpd.conf.org > httpd.conf
# vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
LanguagePriority ja en ca cs da de el eo es et fr he hr it ko ltz nl nn no pl pt pt-BR rusv zh-CN zh-TW #AddDefaultCharset UTF-8
#OS情報の隠蔽 ServerTokens ProductOnly #インデックス表示、エラーページ表示の際のバージョン隠蔽 ServerSignature Off #Trace拒否 TraceEnable Off #Apache起動ユーザの変更 User apache Group apacheディレクトリの一覧表示禁止
<Directory "/"> Options FollowSymLinks -indexes AllowOverride None※Indexes、Allがあれば削除し“-indexes”無効化
#Alias /icons/ "/var/www/icons/" # <Directory "/var/www/icons"> # Options Indexes MultiViews # AllowOverride None # Order allow,deny # Allow from all # </Directory>
#Alias /icons/ "/var/www/icons/" # <Directory "/var/www/icons"> # Options Indexes MultiViews # AllowOverride None # Order allow,deny # Allow from all # </Directory>
#LoadModule ldap_module modules/mod_ldap.so #LoadModule authnz_ldap_module modules/mod_authnz_ldap.so #LoadModule proxy_module modules/mod_proxy.so #LoadModule proxy_balancer_module modules/mod_proxy_balancer.so #LoadModule proxy_ftp_module modules/mod_proxy_ftp.so #LoadModule proxy_http_module modules/mod_proxy_http.so #LoadModule proxy_connect_module modules/mod_proxy_connect.so #LoadModule suexec_module modules/mod_suexec.so
#Listenポートの設定 Listen 80
#DocumentRoot "/var/www/html" #<Directory "/var/www/html"> #省略 #</Directory> #<IfModule mod_userdir.c> # UserDir disable # UserDir public_html #</IfModule>
#サーバーサイドイメージマップは使用しないので削除 #AddHandler type-map var
CustomLog "| /usr/local/sbin/cronolog /var/log/httpd/%Y%m/apache_access.%Y%m%d.log" combined ErrorLog "| /usr/local/sbin/cronolog /var/log/httpd/%Y%m/apache_error.%Y%m%d.log"
KeepAlive Off
# httpd –l Compiled in modules: core.c prefork.c http_core.c mod_so.c※preforkで動いていることを確認できる。
<IfModule prefork.c> StartServers 10 MinSpareServers 10 MaxSpareServers 10 ServerLimit 256 MaxClients 256 MaxRequestsPerChild 4000 </IfModule>
#Alias /manual/ "/usr/local/apache/htdocs/manual/" # <Directory "/usr/local/apache/htdocs/manual"> # Options Indexes FollowSymlinks MultiViews # AllowOverride None # Order allow,deny # Allow from all # </Directory>
#AddType text/html .shtml #AddOutputFilter INCLUDES .shtml
#ScriptAlias /cgi-bin/ "/var/www/cgi-bin/" #<Directory "/var/www/cgi-bin"> # AllowOverride None # Options None # Order allow,deny # Allow from all #</Directory>
おすすめのApache関連書籍
サーバ構築の実際がわかる Apache[実践]運用/管理 |
できるPRO Apache Webサーバー改訂版 Version2.4/2.2/2.0対応 |